〒336-0017 埼玉県さいたま市南区南浦和3丁目46-2 マンションパール101
診療時間 | 月~土:9:00~20:00 ※日曜日はお休みしています。 |
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アクセス | 南浦和駅 東口から徒歩6分 |
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<概要>
耳鳴りとは、「身体内部以外に明らかな音源がない状態で感じる音の感覚」であり、聞こえる内容に意味はない。耳鳴りを訴える場合、多くは難聴も伴います。
※言葉や音楽などが聞こえる幻聴とは区別されます。
難聴とは、伝音機構(外耳や中耳など)や感音機構(内耳または内耳から中枢)に障害があり、伝音難聴、感音難聴、混合難聴(伝音難聴と感音難聴が合併した難聴)があります。
注意をようするものとして、
・神経症状(意識障害、複視、視力低下、構音障害、嚥下障害、感覚障害、運動障害、小脳症状など)を伴う。
・幻聴の場合(※幻聴とは実際に存在しない音や声のことをいい、精神疾患などでみられます)
耳鳴り・難聴がみられる疾患は以下のものがあります。
・突発性難聴 ・メニエール病 ・聴神経腫瘍 ・筋性耳鳴り ・血管性耳鳴り
・伝音難聴(外耳・中耳の伝音器が障害) ・感音難聴(内耳から中枢までの神経聴覚路が障害)
・混合難聴(伝音難聴と感音難聴が合併)など
<参考:新版 東洋医学臨床論>
<東洋医学(中医学) >
聴覚に異常をきたすことを、耳鳴(じめい)・耳聾(じろう)といい、耳鳴とは、外界に音がないのに耳内に鳴声を感じることで、耳聾とは、聴力が低下して外界の音が聞こえないことです。
さまざまな原因により引き起こされた耳竅閉塞と関係があり、
・風熱外乗:身体の上器官が風熱の邪を受け、邪気が孔竅を覆ったもの
・情志失調:痰火・肝熱などが濁気を蒸し上げて、孔竅を犯すもの
・腎気不足:慢性病により肝腎虧虚を招き、臓器の真気が不足するもの
・脾胃虚弱・脾胃湿熱:脾胃の気が弱ったもの
などが考えられます。
<参考:[標準]中医内科学>
1カ月前から、左側の耳が聞こえにくい、音が反響する、小さいセミの鳴き声が聞こえるようになったとのこと。また、14年前から左人差し指のシビレがあり、仕事が力仕事のせいか、重いものを持ったとき・手を握って力が入ったとき、仕事が終わったときに強く感じるとのこと。
現在の症状の原因を東洋医学の視点から確認するために、現在のお身体の他の症状や、普段の生活状況(飲食・睡眠・お通じなど)、過去に罹ったことのある病気などをお聞きし、その次にお身体に出ている反応を体表観察(顔色・脈・舌の状態、手・足・お腹や背中の重要な穴など)を確認しました。
初診は、左側の指のシビレは肝血不足、耳鳴り・難聴は情志失調による肝火が突き上げたため、と判断して、背中に鍼を1本置鍼12分しました。施術後、左の指が軽くなったとのことと、耳鳴りが少し落ち着いた気がするとのこと。
@遠方からのため、娘さんとお孫さんに会いに来た時に来院されるとのこと。
2診目(1か月後):首を痛めてしまったとのことで来院。前回の耳鳴り・難聴は、ずっと聞こえにくい感じがあったが、鍼治療をした後からか、気圧の関係かわからないが、日によって聞こえる日がでてきたとのこと。鍼を手に1本15分置鍼し、施術後は首が軽くなったとのこと。
<概要>
自分や周囲のものが運動していないのに、運動しているように感じる錯覚あるいは異常感覚であり、回転性と非回転性がある。また、脳腫瘍や脳血管病変の中枢性めまい、内耳や前庭神経の障害の末梢性めまいと鑑別が必要になります。
注意するものとして、
意識障害、複視、視力障害、構音障害、嚥下障害、感覚障害、運動障害、小脳症状など
これらの症状がある場合は、中枢性めまいが疑われます。
めまいが起こる疾患は、以下のものがあります。
・メニエール ・突発性難聴 ・良性発作性頭位めまい症 ・前庭神経炎 ・小脳出血など
<参考:新版 東洋医学臨床論>
<東洋医学(中医学) >
「眩暈」の「眩」は目が眩むこと、「暈」は頭がクラクラすることになり、総称して「眩暈」といいます。軽症では、目を閉じると治まり、重症では車や船にのっているかのようにグルグルと回るように感じ、立っていられなくなる。また、悪心や吐き気、発汗などがあり、はなはだしくなると意識がぼんやりして倒れることもあるとのこと。
《分類として》
肝陽上亢:めまいに耳鳴りを伴い、頭痛がして頭が張る。イライラ・怒りなどにより、めまいや頭痛がひどくなる。寝つきが悪い、夢が多い、口が苦く感じるなど。
気血虧虚:めまいは動くとひどくなり、過労が重なると発症する。動悸、眠りが浅い、食欲がないなど。
腎精不足:めまいとともに精神的にぐったりとする、眠りは浅く夢が多い、物忘れが多い、腰膝がだるく力が入らない、耳鳴りなど。
痰濁中阻:めまいがするとともに頭が重くぼうっとする、胸悶感および悪心、食欲不振、いつも眠たく感じるなど。
<参考:[標準]中医内科学>
2カ月前、朝目が覚めたら、頭の中がぐるぐる回って起きられなくなり、目を閉じた。その日は仕事があったので頑張っていった。翌日は休みだったにもかかわらず、めまいがひどくなり病院にいったところ、“良性発作性頭位めまい症”と診断された。処方された薬を飲んだがあまり効かず、体操もしたがあまり効果を感じられなかった。仕事は立ち仕事中心であり、めまいは動くとつらくなるので、休み休み仕事をしていた。しかし、頻繁にめまいがおこるため、当院に来院されました。
初診は、初めての鍼治療ということもあり、とても緊張していて、お顔が暗く感じました。そして問診では、めまいの症状を確認をし、またその他に特徴的な症状を確認したところ、電車に乗っている時は不安感や動機が定期的にでる、食欲はあるが2食(朝抜き)、熟睡感はない、夏は手・足が冷え、冬はほてる、本日は生理2日目、仕事は大変、雨の日はめまいがきつくなった、などがありました。
他、体表観察をして、東洋医学の視点から、肝と脾のバランスがうまくなく、肝鬱気滞>気血虧虚によるめまいと判断して、左手に1本の鍼を15分置鍼しました。抜鍼後、身体が温かくなったと、そして、鏡でご自身のお顔をみて、喜んでました。
休憩20分後、養生として、お食事を摂ること、問診時で食事について気になることがありましたので、お伝えしました。
2診目(1週間後):やはり仕事が忙しくなるとめまいが起きるとのこと。めまいが起こると気持ち悪くなり、食事も摂れないとのこと。気血虧虚として、足に1本置鍼をし、その後お灸をすえました。スッキリしたとのことです。“治らなかったら、また来て”と、”治ったら連絡ください”と伝えました。
@10日後、電話があり、“治りました!”って、元気な声でご連絡がありました!嬉しい限りです!!
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