〒336-0017 埼玉県さいたま市南区南浦和3丁目46-2 マンションパール101
受付時間 | 月~土:9:00~20:00 ※日曜日はお休みしています。 |
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アクセス | 南浦和駅 東口から徒歩6分 |
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東洋医学に基づいた診察治療
東洋医学は2000年もの歴史があり、東アジア(中国、日本、韓国)の地域で発展してきた医学です。東アジアの風土や気候、生きてきた環境や生活習慣などから治療が発展してきました。
人と自然・環境が相応し、身体は、組織・器官が個別に機能するのではなく、身体全体がひとつのつながりを持った有機体と考えられています。治療においては患者各人の個別性を重視して対応することが特徴となっています。
東洋医学の診察法は「望・聞・問・切」です。即ち、望は目で見る、聞は耳で聞く・臭いを嗅ぐ、問は問い尋ねる、切は触れる、という五感による診察が重視されています。例えば、検査データや画像所見で患者様の状態を確認するのではなく、顔色や舌の色を目で見て(望)、声を聞いて(聞)、お悩みの症状がどういった状態なのか問いて(問)、お身体を触診して(切)、患者様おひとり一人確認させて頂いています。
そのため、初診時(救急状態は除き)の問診では、過去・現在の生活環境や生活習慣をお聞きし、お身体の状態を確認することで、おひとり一人の病状・体質等を把握するために、1時間前後の時間をかけています。問診の中で、今回の症状と関係がないようなことと思うこともお聞きする事がありますが、東洋医学の診察では重要なことですのでご協力いただけましたら幸いです。
問診の後、体表観察をします。
体表観察とは、お顔や舌の色の確認、脈の状態を確認し、また手・足やお腹・背中には重要なツボがありますので、触診でツボの反応を確認します。
ツボの反応とは、圧痛や寒熱、凹凸、発汗などになります。このようにして、身体から発せられる情報をキャッチし、問診で得られた情報と体表観察で得られた情報を確認します。
例えば、問診で“普段からよくのどが渇いて、冷たい水をたくさん飲む”といった症状があったとすると、身体に熱が籠っていると考え、体表観察すると、脈が速かったり、舌が赤かったり、のどを通る経絡の経穴に熱感があったりというところを確認していきます。また、画像所見を用いたりしないので、術者の判断で痛み(圧痛)を聞いたり、熱いか冷たいかを確認することがあります。
普段、ご自身が感じていない身体の状態を確認しますので、大切なことになります。
東洋医学の診察から、身体全体の状態を把握し、得られた情報から、現在のお悩みの症状を引き起こしている原因に対して、鍼または灸治療をします。あくまでも根本治療の鍼灸です。そのため、肩が痛いからといって、肩に鍼をするわけではないです。
当院の施術部位は鍼1本が多いです。多くても3ヶ所に絞って鍼灸施術をしています。
問診や体表観察で得られた情報をもとに、身体の状態を悪くしているところを見極め、その部分のみを治療することで最大の効果を生むことを目的としています。少数鍼なので、穏やかな刺激で、鍼の効果は分かりやすいですし、お身体には負担が少ないです。
鍼灸治療で身体が楽になることは良いことですが、さまざまな症状の原因は普段の日常生活の中にあると考えます。そのため、なかなか改善しなかったり、一度良くなったとしても、また具合が悪くなったりしてしまうものです。そのときは、無理のない、継続できることをご提案させて頂きたく思います。
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