咳、動悸などの症状

季節の変わり目に咳がひどくなり、特にひどいのは２～３月。しかし、秋口もひどくなりだしたので、耳鼻科・呼吸器内科に行き異常なし。また、ここ最近は夜に目が覚めた時に目の奥が痛むときが時々ある、ということで来院されました。

もう少し確認してみると、季節の変わり目に咳が気になりだしたのは１４年前からで、その後ひどくなりだした。コロナ禍はマスクをしていたせいか、激しい咳はいったん落ち着く。激しい咳とは呼吸はできるが１分間くらい咳が連続して出る感じ。咳がひどくなる時は電車に乗る時や外に出かけるとに咳が出ないかな？と心配になる時。また、昨年より咳がでて、秋口にもでてきた。さらに先月くらいから週に１～２回、夜に目が覚めて、目の奥が痛む症状が出てきたとのこと。

また、１０年前に緑内障、５年前に難聴（だんだんと聞こえが悪くなってきた）、４年間に高血圧と白内障などの既往歴がある。

東洋医学では、もともと持っている力が少しずつ疲れはじめ、季節の変わり目で冷えを感じやすくなったために、今回の咳が出たと思い、弁証として、腎陽虚＞肺気虚とし、治法は補腎・益気補肺としました。左腕に１本、左足に１本鍼を１２分置鍼しました。

２診目：咳の状態は、ひどい時を１０、軽減が０としたら、３～４とのこと。また夜に目が覚めたのは２回あったが、２回目の目の痛みは４～５くらいとやわらいでいるとのこと。施術は前回と同様。

３診目：咳はほとんどでなくなり、これなら外出ができそうと喜ばれてました。目の痛みは４～５で落ち着いているとのこと。右足に鍼を１本置鍼しました。

＠３診目まで週１回いらして頂いてましたが、主たる咳がなくなったので、今後は様子見ながら、体調に合わせて来院されてみては、いかがでしょうか、と提案しました。。

２週間前に風邪をひいて、鼻水は止まったが咳のみが止まらない。咳喘息と言われ、夜11から12時に咳で起き、朝も５時に咳で起きる。咳は止まらなく、息苦しくなるため、ご紹介にていらしました。

東洋医学的に問診し、また体表観察をおこなって、肝気犯肺として鍼を１本したところ、”空気がお腹にはいる！”とのこと。鍼治療をした夜は、咳は出たけど、息が苦しくなるほど咳が止まらないということはない。また、お腹に空気がはいり、咳が出ても呼吸ができ、次の日から咳は少しずつおさまっていったとのこと。

＠現在、体調管理と体質を変えたいとのことで月１回いらしてます。

本日、仕事中に徐々に背中～腰が痛くなってきたのことで、来院されました。

当院の問診では、現在の症状はもちろんのこと、現在の生活状況、今までの罹ったことのある病気など様々なことをお聞きしています。先月から動悸があるのと、5年前に咳喘息と言われたとのこと。

東洋医学的に診察して、肝鬱気滞として手と足に2本鍼をする。

2診目（1週間後）：1診目の鍼治療後の週は、背中～腰の張りはあったりなかったり、咳や動悸は少し少なくなったとのこと。今回は手に1本鍼をする。

3診目（1週間後）：2診目の鍼治療後の週は、背中～腰の張りは気にならなかったようで、動悸もない日もあり、咳はでなかったとのこと。今回は、手と足に1本ずつ鍼をする。

８診目（４診目から2週間に1回）：動悸・咳が落ち着いてきたとのことで、今後は体調管理のために、いらっしゃることになりました。